【教師を辞めたい人必見】フリーランスになる具体的なステップを解説
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もう、とにかく、今日にでも教師を辞めたい!!
しんどければ辞めるのはいいことだよ!
でも、辞めた後の準備も始めておこうね!
今日にでも教師を辞めたいと思っている人は多いのではないでしょうか?
僕は7年間教師を続けましたが、1年目からずっと辞めたかったです!(もちろんいいこともたくさんあったから7年も続いたのですが)
この記事では、いざ辞めると決心してからどのように行動したのか、僕の実体験をふまえて紹介します。
辞める前に絶対にしておいた方がいいポイントもまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
教員を辞める半年前から2年前
僕が教員を辞めると決心したのは、夏休みに入るタイミングでした。しかし、2年前ぐらいから辞めたいと考えていたので、すでに準備を進めていました。
僕がした準備は、「辞めた瞬間から利益があがりそうな副業を選んでおく」ことです。具体的には以下のとおりです。
- ランサーズやココナラなどのクラウドソーシングサイトに登録
- クラウドソーシングサイトやメルカリなどで自分にできそうなものを探す
- 収益を上げると副業になるので、収益を上げずに練習しておく
教員を辞められない理由の1つに、副業ができないことも挙げられます。少しでも本業以外の収入を自分で作られたら、心に余裕ができるのですが、時間的にも、法律の制限的にも難しいのが現状です。
しかし、広告を掲示して報酬を受け取ったりしなければ、副業につながる活動は仕事に支障が出ない範囲であれば問題ありません。
僕が実際にしていたのは以下のことです。
- 不用品をメルカリで売る
- ブログを書いてライティング技術を高める
- ハンドメイド作品(レザークラフト)を作る
- Youtubeに動画をアップする
教員はとてつもなく忙しいのは承知の上ですが、時間をこじ開けてでも何か行動してみましょう!
教員を辞める3ヶ月前から1ヶ月前
教員を辞める3ヶ月前から1ヶ月前の時点で取り組んでいたことは、以下のことです。
- どのように収益化するか
- 辞めたあとのお金の管理など(お金の勉強)
- フリーランスがうまくいかなかった時に転職に使える資格取得
詳しく解説します。
どのように収益化するか
この時点では、僕には3つの選択肢がありました。
- 学習塾
- WEBライター
- レザークラフト販売
学習塾
学習塾に関しては、顧客がないと赤字スタートになるので、赤字にならないだけの顧客を獲得しようと思いました。
夜や休日を利用して知り合いの家で、ボランティアで勉強を教えていました。そのときに10人ぐらいの子は来てもらえそうだったので、とりあえず赤字にはならないと思っていました。
WEBライター
WEBライターは、元国語の教員ということもあり、文章を書くのが得意だったので選びました。
クラウドソーシングサービスで具体的にどのような案件を獲得しようかを考えて、ユーチューブでWEBライターの勉強をしました。
また、その中で紹介されていた本も一冊読みました。文章を買ってもらうという感覚が身についたのでおすすめです!
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レザークラフト販売
レザークラフトは販売する前に50点以上は作っていました。
とにかく最初は他の人が作った作品をそのまま作り、徐々にオリジナリティを出していきました。
メルカリで価格帯を調べたり、デザインの勉強をしたり1番大変でした。が、収益は伸びなかったので今は趣味として行っています。
それでも、仕入と売上がとんとんぐらいにはなったのでOKです。
辞めたあとのお金の管理など(お金の勉強)
フリーランスになったら、お金の管理はすべて自分でしなければなりません。今までは、学校の事務の人が全部やってくれていました。(ありがたい!)
おすすめは、簿記3級の資格を取ることです。
簿記3級あれば、自分で商売をした際のお金の出入りを記録して、確定申告まで持っていけます。
確定申告は面倒な印象ですが、会計ソフトを使えば、数字を打ち込んで、ボタンをクリックしている間に終わります。
会計ソフトは有料のものを使うのがおすすめだよ!
また、「辞めた後に税金がいくらかかるのか?」「社会保険料や年金がいくらか?」なども調べておくとよいでしょう。
僕の場合、退職金100万円の大半は税金・年金の支払いに消えました。
フリーランスがうまくいかなかった時に転職に使える資格取得
よほど自信があれば不要ですが、僕は結婚する予定でしたので路頭に迷うわけにはいかず、フリーランスがダメだった場合も考えていました。
そのため、僕は簿記2級まで取得しました。個人事業で簿記2級はオーバースペックですが、転職には役立つ資格です。
企業の経理や会計事務社や税理士事務所に転職できます。実際にネットの求人でも簿記2級で検索すると多くの企業が紹介されています。
企業と転職、どちらにも活かせるので簿記2級はおすすめです。
教員を辞めたあと
教員を辞めたあとは、準備してきたことを実行していくだけですが、しなければならない手続きが多いです。
手続き一覧
- 健康保険の手続き
- 家族の保険への加入
- 任意継続保険の申し込み
- 国民健康保険への加入
- 国民年金への加入手続き
- 住民税の手続き
- 確定申告
手続きの概要
1. 健康保険の手続き
退職後は、公立学校共済組合の健康保険を失うため、新たな健康保険に加入する必要があります。以下の3つの選択肢があります。
- 家族の保険に加入する: 家族が社会保険に加入している場合、その被扶養者として保険に加入することができます。加入には、退職が証明できる書類や家族の保険証のコピーなどが必要です。
- 任意継続保険に加入する: 退職前に1年以上共済組合に加入していた場合、退職後2年間、在職中と同じ保険を継続できます。ただし、保険料は全額自己負担となり、退職前よりも高額になります。
- 国民健康保険に加入する: 任意継続保険を選ばない場合や、家族の保険に入れない場合は、国民健康保険に加入します。退職後14日以内に役所で手続きを行います。必要書類としては、退職を証明する書類、身分証明書などが必要です。
2. 国民年金への加入手続き
退職後、厚生年金から国民年金への切り替えが必要です。以下のケースに分かれます。
- 退職後に無職の期間がある場合: 自分で役所に行き、国民年金への切り替え手続きを行います。この手続きは退職後14日以内に行い、年金手帳、印鑑、退職証明書などを持参します。
- 退職後すぐに再就職する場合: 新しい職場で厚生年金への加入手続きを行います。この場合、国民年金への切り替え手続きは不要です。
3. 住民税の手続き
退職後も住民税の支払いが残っている場合、自分で納付する必要があります。退職金で一括支払いを選ばなかった場合は、納付書が自宅に送られてくるので、それに従って支払いを行います。
4. 確定申告
退職した年の年末調整が勤務校で行われていない場合、翌年の2月中旬から3月中旬に確定申告を行う必要があります。
確定申告には、退職時に受け取る源泉徴収票、保険の控除証明書などが必要です。これを基に税務署で申告を行い、場合によっては所得税の還付を受けることができます。
教員を辞める前にしておくべきポイント
教員を辞める前にしておくべきポイントは以下の通りです。
- 副業の準備を始める(クラウドソーシングサイトに登録)
- 退職後の生活費や税金、社会保険料の見積もり
- 簿記の資格取得(家計管理や転職に有利)
- 退職後の健康保険や年金の手続きを確認
教員を辞める前に、副業の準備を進めることが重要です。クラウドソーシングサイトに登録し、自分に合った副業を見つけることで、収入の不安を減らせます。
また、退職後の生活費や税金、社会保険料の見積もりを行い、家計管理のスキルを磨きましょう。
簿記の資格を取得しておくと、フリーランスとしての会計処理や転職時に役立ちます。
退職後の健康保険や年金の手続きを事前に確認しておくことも大切です。